第29回高岡市歯科医師会・歯科保健ボランティア事業が富山県歯科技工士会の協力を得て平成29年8月27日に高岡市中田、特別養護老人ホーム・長生寮にて行われました。

開始時間1時間ほど前より、高岡市及びその近隣地区の有志が集まり始め、かなりの重量の機器や歯科材料を搬入し、ブルーシートを敷き詰め即席の大技工室が完成しました。 49名の入所者に対して義歯のネーム入れ作業が2名の歯科医師の管理のもと富山県歯科技工士会の19名の歯科技工士によって行われました。38床、22名の義歯に対して作業が行われました。場内はたちまち熱気に包まれ、施設から事前に提出されたリストを基に

  1. ネームシールを埋め込む溝を掘る係
  2. 掘られた溝にシールを入れレジン充填する係
  3. 研磨する係
  4. 検品係

にわかれて手際よく作業がすすんで行きました。研磨後、綺麗になった歯を歯科医師により入所者に返却しました。義歯を手に取られた入所者は大変喜んでおられたようです。

今回、高岡市歯科医師会歯科保健事業に参加して、入所者のQOLに貢献できたことに深い意義を感じました。富山県歯科技工士会の皆さんには御礼申し上げます。                               

(茶谷修平)