令和元年11月6日(水)に高岡市医師会 ホール会議室にて高岡市医師会・歯科医師会・薬剤師会合同学術講演会が開催されました。
 内容は、本講演会で継続して話し合われている、骨粗鬆症と骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(以下ARONJ)に対する医師、歯科医師、薬剤師の連携について、医師会、歯科医師会、薬剤師会それぞれ立場から講演があり、当日は多くの三師会の参加をいただきました。
 「薬局におけるビスホスホネート製剤の服薬指導~1年間で変わったこととは~」として薬剤師会からノムラ薬局 飴谷伸貴先生にご講演いただきました。
 「骨吸収抑制剤投与患者への対応の現状~高岡市歯科医師会におけるアンケート調査と歯科医は何を診て、どう予防策を講じるのか~」と題し、当会から、学術部の阿部一雄より報告。日本歯科医師会雑誌に掲載されていた、平成30年に愛知県で骨吸収抑制薬投与患者への対応と現状についてのアンケート調査と、今年、高岡市の歯科医師を対象とし実施された同様のアンケート調査の結果を比較し、高岡医療圏の連携の成果について説明。
 特別講演として、「骨粗鬆症治療薬の特徴をふまえた医歯薬連携」と題して富山県済生会高岡病院 整形外科診療部長 南部浩史先生にご講演いただきました。講演では、ARONJ、服薬アドヒアランス、投薬中の新規骨折といった点で、骨粗鬆症治療薬投与患者で連携が必要であることを説明いただきました。